先日、中学生2名が弊社のプラントと分析室に職場体験に来られました。
プラントでは、施設の点検、高分子を溶解する作業、パックテストでの簡易的な分析そして搬入土壌の粒度試験を体験してもらいました。
二人ともまじめに取り組んでくれたので作業はスムーズに進みました。
パックテストや粒度試験では楽しそうに作業に取り組んでいました。
中学生にも理解できるように話すことはとても難しかったです。
施設の説明をする際は、「処理前の水」と「処理後の水」を実際に比べてみてどのくらいきれいになっているかを確認してもらうなど理解しやすいように意識して説明しました。
分析室1班では、溶出・含有試験とフッ素の蒸留・分析の体験をしてもらいました。
作業のお手本を見せてから自身でやってもらうと若さからなのか純粋さからなのか覚えるのが早いなと感じました。
私自身どんな作業をしているか理解してもらえるように普段分析室では使う専門的な単語を分かり易い言葉に言い換えて説明しようとしましたが難しかったです。
今回の職場体験はなかなかこういう機会はないので私にとって貴重な経験となりました。また、体験に来てくれた中学生にとっても貴重な経験なってくれればと思います。
分析室2班では、シアン化合物と六価クロムの分析を体験してもらいました。
器具、試薬や装置の取り扱いなど、ほぼ初めての作業ばかりだったようなので、実際に隣でやり方を見てもらいながら作業を始めました。
最初は恐る恐る戸惑いながら作業をしていましたが、さすが好きな教科が理科というだけあって、器具の取り扱いにもすぐに慣れ、とてもスムーズに分析ができました。
将来有望な中学生に、少しでも「化学や実験って楽しいな」「分析って興味深いな」と思っていただけていたら嬉しいです。
分かりやすく説明するという難しさを実感し良い経験となりました。