有害物質を含む「汚染汚泥」を処理する、独自の体制。
瀬戸工場
工場の生産活動や解体後の工場跡地から排出された汚染汚泥は、通常は産業廃棄物として、そのまま最終処分場に埋め立てられます。当社ではこれを「汚染汚泥」として、収集運搬から中間処理、リサイクル、最終処分まで、関連会社との協力体制による安全かつ安心な一貫プロセスによって処理。汚染物質の拡散を、最大限に防止します。
汚染汚泥とは
土壌環境基準値を超過した、産業廃棄物基準値内の汚泥
産業廃棄物処理法では、建設現場から排出される汚泥(建設汚泥)には土壌汚染対策法の指定基準は適用されず、通常は産業廃棄物として扱われます。当社では、建設汚泥の中でも、汚染土壌と同等レベルの有害物質を含む環境リスクの高いもの(土壌環境基準値を超過した、産業廃棄物基準値内の汚泥)を「汚染汚泥」と定義。一般的な建設汚泥と区別して扱い、適切な処理を行っています。
汚泥処理方法
受け入れピット
各地の工場跡地などから運ばれてきた建設汚泥を、受入ピットにて一時保管します。
処理(分級)
水による洗浄を行った後、砂と泥水に分級します。
処理(脱水)
シルトを加圧ろ過により脱水します。排水は洗浄水として再利用、または適切に処理します。
残渣(脱水ケーキ)
脱水した残渣に高分子凝集剤などを添加して凝縮し、汚染物質が飛散しないよう固めます。
セメント原料化
脱水ケーキのうち、可能なものはセメント原料などに再利用するネットワークがあります。
最終処分場
リサイクルできない廃棄物も、自社の管理型最終処分場で、安心・確実に処分します。