こんにちは。
この春に入社した東京環境部の鄭珞珈(てい・らくか)と申します。
拙き筆ではございますが、初めての綴りとして、
心惹かれてやまぬ「鉄道」と「旅」のことを、少しだけ語らせていただきます。
大学に入ってからというもの、気づけば鉄道に心を寄せて、もう七年が過ぎました。
鉄道は、日本の文明開化を象徴する存在。
ひととひとを結び、まちとまちを繋いでくれます。
東京に行けば鶯色の山手線、名古屋に行けばオレンジ帯のJR東海と赤い名鉄。
電車は、まちの風景に溶け込み、「場所」の「記憶」を紡いでいるのだと、私は思うのです。
そんな鉄道風景のひとこまを、そっとカメラに留めること。
それが、私のささやかな余暇の楽しみです。
そして、旅のこと。
ひとり、気ままに遠くへ赴くこともあれば、
友と二、三人、自由自在なドライブ遠征もあります。
週末には、下町の静かな日和を愛でて。
時に道東の湿原を眺め、また伊豆の海に想いを馳せます。
雨に濡れた奥浅草の路地裏を歩き、初冬に武蔵野より青空の下の富嶽を仰ぎました。
私は日本中の美景と出逢いながら、この列島をこころで感じています。
夏の足音が、ひっそりと近づいてきています。
皆さまにおかれましては、どうかご自愛のうえ、
良い日々をお送りくださいますよう、心より願っております。